キャリア決済とは、スマホのキャリアであるdocomo、au、SoftBankに対する利用料に付随して、購入した商品や、デジタルコンテンツなどの支払いをする方法です。
クレジットカードのカード番号の入力に不安があったりする方や、支払いのタイミングを逃してしまい買えなかった、といった心配がない、ということで、最近増えている決済方法です。
ただ、そんな便利なキャリア決済ですが、安全面に意外な落とし穴があります。
それは、ショートメッセージによる詐欺被害があっても、泣き寝入りするしかない、ということ。
実際、ショートメッセージによる詐欺被害にあった方が、警察に行ったのですが、警察から言われたのは意外なひとこと。
それは、「被害にあったのは、通販サイトとキャリア(docomoやau、SoftBankなどですね)で、被害にあった方は被害届を出せません」、とのこと。
では、各キャリアが補償してくれるのか、というと、いずれのキャリアも、「規約上はユーザーの責任となり、損失補償はない」との回答。つまり、詐欺被害にあっても、それは自己責任ということになるわけです。
クレジットカードの場合は、補償の仕組みがあるのに、キャリア決済の場合、その仕組みがないんですね。
キャリア決済による詐欺被害にあった方は、キャリア決済の申込みをした覚えがない、とのこと。しかし、例えば、docomoの場合、自動的にキャリア決済ができる仕組みになっています。
そういうことを考えると、ショートメッセージの使えない、格安スマホのほうが、安心なのかもしれないですね。
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