先日、子供の乗る自転車の前輪がパンクしてたので、パンクの修理をしました。
自転車のパンクの修理は、以前、自転車で北海道や四国、九州などを旅行していたことがあり、その際、何度かパンク修理をしたことがあるものの、それはもう何十年も前の話。果たしてパンク修理ができるかどうか不安もあったけど、とりあえずトライ。
パンクの修理には、かつて旅行していた時に持参していたパンク修理キットを利用しました。パンク修理キットには、パンクした箇所に貼るパッチと、接着剤、などが入ってます。しかし、それだけではパンクの修理はできなくて、実はタイヤレバーという、ちょっと特殊な工具が必要なんです。
上の写真がそれなんですが、これは自転車のスポークに引っ掛け、かつホイールとタイヤの間に差し込んで固定することのできる工具。しかも、それが一つではダメで、最低でも3つは必要です。その理由については、タイヤをリムから外す過程でわかるので、その方法を説明しますね。
方法としては、まずひとつをスポークに引っ掛けた状態で、自転車のタイヤとリムの間にもう片方を差し込みます。そして、それを差し込んだ状態で、2本目のタイヤレバーを10cmから15cmほど離れた箇所でも同じ作業をします。すると、タイヤとリムの間に隙間ができます。そして、3本目のタイヤレバーを外せそうなところに差し込んでやれば、タイヤをリムから外すことができます。
そして、外したタイヤから、チューブを抜き出し、空気の漏れている穴を見つけるために、バケツなどに水を入れて、穴を見つけます。穴を見つけたら、穴の周辺に接着剤を塗ります。この時に気を付ける点は、接着剤を広めに塗ること。パッチが貼る範囲に接着剤が塗られてないと、パッチが付きません。
私は穴の箇所にのみに塗ったので、パッチ全体に接着剤がつかず、何度かやりなおしました。なので、パッチを貼る範囲全部に、接着剤がつくように塗るようにするといいですね。
そして、パッチを貼ったら、チューブをタイヤに入れて、再びリムにタイヤを装着。しかし、これが意外とムツカシイんですよね。
この時に注意してほしいのが、チューブに空気を少しだけ入れておくこと。空気をパンパンにしてしまうと、リムに嵌めるのがとても困難になります。
そして、ここでも活躍するのがタイヤレバー。先ほど同じような要領ですが、今度はスポークに差さずに、タイヤとリムの間にタイヤレバーを差し込んで、てこの原理でタイヤをはめていきます。三本中の二本を差し込んだら、その間に三本目のタイヤレバーを差し込んでやれば、比較的楽にタイヤをはめることができます。
パンク修理というと、パッチが必要というのはわかると思いますが、実はタイヤレバーもあるといいよ、という話でした。