当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

         
 
ついに登場!!スマホで出来るオンラインカジノ『ベラジョンカジノ』!!

不登校新聞

不登校新聞 という新聞があるんですね。

そのことを知ったのも、私が受信しているメルマガの中で、先日亡くなった樹木希林さんが、登校拒否・不登校を考える全国合宿の講演をした際の記事が紹介されていたため、なんですが。

樹木希林さんのメッセージを読むと、改めて、スゴイ人だったんだな、と感じさせられました。

人は死んだときに、初めてその人の凄さがわかる、といった話を聞いたことがありますが、まさに樹木希林さんがそれだと思いました。

少し長いですが、引用させていただきます。

(引用ここから)
新学期が始まる日、まわりのみんなが「おはよう、今日から学校だね」って笑顔で言葉を交わすとき、「私は学校に行きたくない」ということを考える気持ち、何となくわかります。だから思うの、そう思うこと、それはそれでいいじゃないって。

私は小さいとき、自閉傾向の強い子どもでね、じっと人のことを観察してた。学校に行かない日もあったけど、父は決まって「行かなくてもいいよ、それよりこっちにおいで、こっちにおいで」って言ってくれたの。だから、私の子どもがそういうことになったら、父と同じことを言うと思う。

それにね、学校に行かないからって、何もしないわけじゃないでしょう。人間にはどんなにつまらないことでも「役目」というのがあるの。「お役目ご苦労様」と言ってもらえると、大人だってうれしいでしょう。子どもだったら、とくにやる気が出るんじゃないかな。

ただね「ずっと不登校でいる」というのは子ども自身、すごく辛抱がいることだと思う。うちの夫がある日、こう言ったの。「お前な、グレるってのはたいへんなんだぞ。すごいエネルギーがいるんだ。そして、グレ続けるっていうのも苦しいんだぞ」って。

ある意味で、不登校もそうなんじゃないかと思うの。学校には行かないかもしれないけど、自分が存在することで、他人や世の中をちょっとウキウキさせることができるものと出会える。そういう機会って絶対訪れます。

私が劇団に入ったのは18歳のとき。全然必要とされない役者だった。美人でもないし、配役だって「通行人A」とかそんなのばっかり。でも、その役者という仕事を50年以上、続けてこられたの。

だから、9月1日がイヤだなって思ったら、自殺するより、もうちょっとだけ待っていてほしいの。そして、世の中をこう、じっと見ててほしいのね。あなたを必要としてくれる人や物が見つかるから。だって、世の中に必要のない人間なんていないんだから。

私も全身にガンを患ったけれど、大丈夫。私みたいに歳をとれば、ガンとか脳卒中とか、死ぬ理由はいっぱいあるから。無理して、いま死ななくていいじゃない。

だからさ、それまでずっと居てよ、フラフラとさ。
(引用ここまで)

9月1日は、子どもの自殺が一番多い日なんだそうです。

樹木希林さんのメッセージは、とてもやさしく、暖かいものを感じさせてくれます。

ご冥福をお祈りいたします。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする