海に、先日亡くなった父の散骨をしてきました。
散骨をする業者の方の話では、今のように、海での散骨が一般的に認知されるようになったのは、石原裕次郎さんの遺骨を、海に散骨しようとした石原慎太郎さんが、海での散骨を認めてもらおうと駆けずり回ったおかげなのだとか。これまで海での散骨ということが考えられなかった時代に、それをするということで、認めてもらうのに苦労されたようです。
海に遺骨を散骨する場合、遺骨をパウダー化する必要があるので、散骨する2週間ほど前には、遺骨を送る必要があります。また、海での行為なので、天候によっては、希望した日にちに散骨できないこともあるようです。
なので、海での散骨をするシーズンとしておすすめなのは、9月から11月のころだそうです。しかし、今年のように台風がくることもあるので、やはり天候が安定する10月頃が一番いいようです。
海での散骨は、節度ある行為で行えば問題はない、のだそうです。実際、関東地方では、海で散骨をする人が増えいてるとのこと。やはり関東地方だと、地方から出てきた方が多いので、お墓を作るよりも、海に散骨をしたほうがいい、そう考える人が多いってことでしょうか。
すでにお墓があるけど、墓を維持するのがタイヘンなので、墓じまいをして散骨をする、という方も中には見えるようです。しかし、その場合、お寺によっては、お墓の中の遺骨ひとつにつき、20万円を請求するところもあれば、数千円ですむところもあったり、お金はいらない、というところもあったり、で墓じまいも何かと大変なようです。
ウチの場合、幸か不幸かお墓がない状態だったことと、母も亡くなったら、海に散骨してくれればいい、というので、父の遺骨を海にまいたのですが、これからはこうした、お墓ではないところに遺骨を収める方も増えてくるかもしれませんね。