どんな電動歯ブラシがおすすめか、という話ではなく、手で歯みがきするよりも、電動歯ブラシがおすすめですよ、という話です。
今回、フィリップスから発売された電動歯ブラシ「ソニッケアー ダイヤモンドクリーン9000」の紹介で、歯みがきをちゃんとすることで、感染症予防に効果が期待できる、と書かれてました。
記者発表会に登壇した東京国際クリニック 歯科 院長の清水智幸氏の話です。
(ここから引用)
「口は、胃や腸へとつながる管の入口であるため、体の中に大きな影響を与える。口腔内を清潔に保つことが感染症予防につながる」(同氏)。
そもそも、感染症を引き起こすウイルスは、周囲をたんぱく質で覆われた構造をしている。ただし、ウイルスが増殖して体に悪影響を及ぼすためには、たんぱく質が切断される必要がある。
たんぱく質を切断する際には、鼻やのど、口などさまざまな部位に存在するプロテアーゼという酵素が使われる。そして、口の中に存在する歯周病の細菌は、プロテアーゼを産生する能力を持っている。そのため、歯みがきをすることで歯周病細菌が病原性を発揮しない状態を維持することが感染症の予防にもつながるというわけだ。
さらに清水氏は、人間の免疫に大きな影響を及ぼすとされる腸内細菌叢(腸内フローラ)への影響も説明した。腸内細菌叢にはさまざまな細菌が均衡状態を保って存在しているが、この均衡状態が乱れてしまうと、便秘や下痢を引き起こし、病気へと進行する恐れがある。そして、腸内細菌叢は、口腔内環境の影響も受けることが分かっている。
例えば、口の中で歯周病細菌が増殖してしまうと、腸内細菌叢のバランスも乱れてしまうというのだ。特に、歯周病細菌によって2種類のウイルスの混合感染が起きてしまうと、「インフルエンザならば重篤化するという報告がある」と同氏は説明した。
(引用ここまで)
新型コロナウイルスの影響で、私自身、歯科医に行きたくても、行けてません。とはいっても、手での歯みがきだけでは不安なのも事実。一応、デンタルフロスも使ってはいますが。
なので、感染症予防のためにも、電動歯ブラシ、おすすめです。