副業をしていて、かつ、確定申告をしている人にとっては、これはぜひとも知っておくべきニュースです。
それは、国税庁が「案」として掲げている「300万円以下の副業は雑所得」案。これが実施されると、どうなるのか？
それは、「事業所得」であればできた、「損益通算」ができなくなる、ということです。
詳細は、国税庁「300万円以下の副業は雑所得」案はサラリーマン狙い撃ちの愚策ではないか を見てもらえば、と思いますが、ざっくりというと、収入が確実に減る、ということです。
リンク先の記事によると、１０万円「以上」、手取りが減るとも書いています。
１０万円くらいなら大したことない。そう思われるかもしれません。
ですが、以前あった一律１０万円給付を思い出してください。１０万円で何が買えたか？それを思うと、１０万円って、決して少なくない額だと思います。
ただ、これはまだ「案」の状態です。
そして、幸いなことに、国税庁がパブリックコメントを８月３１日まで募集してます。
国税庁パブリックコメント（「所得税基本通達の制定について」（法令解釈通達）の一部改正(案)（雑所得の例示等）に対する意見公募手続の実施について）
強行ではなく、意見を募集しているので、期限も間近ですが、ここは意見を届けるべきところだと思います。
メンドウと思う人もいると思います。
ですが、法改正されてから、では新たに改正するとなると、手間と時間がかかります。何より、改正されると、それは決定事項になります。つまり、副業で稼いでいても、収入が３００万以下の場合、すでに収入が減っているわけです。
そうなると、法改正される前に、事業所得から雑所得になる前に、パブリックコメントに意見を届けるほうがいいと思います。
国税庁パブリックコメント（「所得税基本通達の制定について」（法令解釈通達）の一部改正(案)（雑所得の例示等）に対する意見公募手続の実施について）
私も意見を届けようと思い、「意見入力」をクリックしたのですが、画面が切り替わりませんでした。どうやらその場合、ポップアップブロックの解除をする必要があるようです。
↓
https://public-comment.e-gov.go.jp/contents/help/popupblock.html#setting-popup-chrome