障害のある子どもの親向けのセミナーの中で、終活ノートでおすすめされたのは、財前直見 著の 自分で作る ありがとうファイル と、おやごころの記録 でした。
前者は、Amazonの場合、試し読みができるので、どんな内容か確認ができますし、後者は、ネットで、ダウンロードできる上、バインダー形式で綴じることができるので便利、とのこと。
障害のある子どもの親にとって、終活は、いわゆる高齢者といわれる人以上に、気になるテーマです。
そんな、障害のある子どもを持つ親のためのセミナーが先日、あったのですが、その中でやっておいたほうがいい、と言われたのが、助けて、といえる人間関係や組織とつながりを持つ、ということ。
いわゆる、共助ですね。
そして、終活ノート、エンディングノートとも言いますね。
終活といえば、こういったノートは定番ですが、こと、障害を持った子どもの親の場合、なおさら、のようです。
終活ノートの作り方というか、ポイントは、優先順位をつけること。
生前か、死後か、緊急か、そうでないか、で、エンディングノートに書く順番が決まります。
具体的には、生前・緊急がまず第一です。
これは、病気などで倒れた時、介護が必要になった時、どういう対応をすれば良いのかということを書いておきます。
次に、死後・緊急。
これは、葬式のことや、預貯金などのことなど、自分以外に知らなくて、死んだあと、家族が知らないと困ることなどを書きます。
そして、死後・緊急以外。
ここは、相続税のことなどを書くといいようです。
最後は、生前・緊急以外。ここは、家族へのメッセージなどを書きます。
こういう風に考えると、終活ノートも書きやすいですね。
そして、一番肝心なのが、終活ノートがある、ということを、家族に伝えておく、ということ。
でないと、単なる自己満足になってしまうので、終活ノートがある、というのを伝えるのをくれぐれも忘れずに。