家族信託のことをラジオで話しているのを聞いていたら、家族信託をするのは、判断力がある時でないとできない。そう、言ってました。
ラジオでは、家族信託の対象が高齢者。そのため、そういう話をしたと思うのですが、私は障害のある長女のために家族信託を利用するかどうか、考えていた時期があります。
長女は、重度の知的障がいがあり、言葉を話すことができません。
ラジオの話のとおり、判断能力がないと家族信託を利用できない、となると、長女の場合、利用できない可能性が高いです。
そう思ったので、調べてみました。
どうやら家族信託は、認知症対策として考えられている方法の一つのようです。
そして、親の財産を家族信託で管理することで、親亡きあとの子どもの生活を保障する、というのが、私の知っている家族信託の仕組みだったようです。
つまり、長女の財産管理ではなく、親の財産管理のために、家族信託を利用する方法がある、ということですね。
調べたなかでわかったのは、家族信託は信託報酬がないという点はメリットなのですが、家族を管理者としてしているするケースが多いので、作成する場合は、トラブルを避ける意味で、公正証書とした方がいいようです。
公正証書にすると、財産の金額によりますが、作成時に2万円から6万円ほどかかるようです。しかし、後のトラブルを未然に防ぐためと考えれば、必要経費かなと思います。
こういった話は、専門的な知識が必要な部分が多いので、専門家に相談したほうが間違いがなくていいと思います。